摂関期古記録

内容

平安時代中期(摂関期)に記された古記録全文の訓読文を順次データベース化。
公開済の史料は以下の通り(平成31年4月現在)。
・本康親王『八条式部卿私記』
・沙門仲増『沙門仲増記』
・藤原済時『済時記』
・藤原実資『小右記』(16分割したものの1から8。逸文も含め、貞元二年から寛仁元年)
・藤原行成『権記』
・藤原道長『御堂関白記』
・一条天皇『一条天皇御記』
・源経頼『左経記』(10分割したものの1から5。逸文も含め、寛弘六年から長元三年)
・藤原資房『春記』
・藤原教通『二東記』
・後朱雀天皇『後朱雀天皇御記』
・藤原師実『師実公記』
・後三条天皇『後三条天皇御記』
・『寛治二年記』(記主不明)
・藤原季仲『季仲卿記』
今後、『小右記』(16分割の9以降)、『左経記』(10分割の6以降)、『歴代残闕日記』所収古記録と公開していく予定である。
また『醍醐天皇御記』『吏部王記』『九暦』などの古記録の逸文を多く収載する儀式書『西宮記』の一写本である、『西宮抄』の画像を公開する。

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凡例:

  1. 底本の誤字については、原則として文字を訂正して訓読を行なった。また、脱字や虫食いがある部分については、他の古記録や儀式書などによって、できる限り推定した。
  2. 脱字や虫食いがある部分で、文字を推定できない箇所については、文字数分を□で表示した。
  3. 裏書については、表の記載に続けて表記し、段落替えを行なった。
  4. 原則として、常用漢字表にある漢字は常用漢字体に改めた。
  5. 本文の註や割書は、< >の中に入れて区別した。
  6. 底本として、以下のものを用いた。
    1. ・『八条式部卿私記』
    2.  大日本古記録『九暦』(東京大学史料編纂所編、岩波書店、初刷1958年、主に第二刷1984年を利用した)
       故実叢書『西宮記』(故実叢書編集部編、吉川弘文館、1954年)

    3. ・『沙門仲増記』
    4.  『歴代残闕日記』(黒川春村編、「歴代殘闕日記」刊行会編纂、臨川書店、主に1989-1990版を使用した)

    5. ・『済時記』
    6.  飯倉晴武「資料紹介 済時記」(『書陵部紀要』第23号、1971年)

    7. ・『小右記』
    8.  大日本古記録(東京大学史料編纂所編、岩波書店、初刷1959~1986年、主に第四刷2001年を利用した)

    9. ・『権記』
    10.  史料纂集(渡辺直彦・厚谷和雄校訂、続群書類従完成会・八木書店、初刷1978~1996年、第一については主に第二刷1988年、第二については主に第二刷1997年を利用した)
       増補史料大成(増補「史料大成」刊行会編、臨川書店、初刷1965年、主に第三刷1981年を利用した)
       寛弘八年については増補史料大成を底本としたが、伏見宮本『行成卿記』の原本調査を行なって校訂した。
       逸文については、主に『大日本史料 第二篇』(東京大学史料編纂所編、東京大学出版会、1928年~)を基にしたが、可能な限り原本調査を行なった(出典はそれぞれ明示してある)。

    11. ・『御堂関白記』
    12.  大日本古記録(東京大学史料編纂所・陽明文庫編、岩波書店、初刷1952~1954年、主に第四刷1991年を利用した)

    13. ・『一条天皇御記』
    14.  増補史料大成(増補「史料大成」刊行会編、臨川書店、初刷1965年、主に第二刷1975年を利用した)

    15. ・『左経記』
    16.  増補史料大成(増補「史料大成」刊行会編、臨川書店、初刷1965年、主に第三刷1981年を利用した)
       逸文については、可能な限り原本調査を行なった(出典はそれぞれ明示してある)。

    17. ・『春記』
    18.  増補史料大成(増補「史料大成」刊行会編、臨川書店、初刷1965年、主に第三刷1981年を利用した)
       年によっては、他の写本を底本とした(出典はそれぞれ明示してある)。
       逸文については、可能な限り原本調査を行なった(出典はそれぞれ明示してある)。

    19. ・『二東記』
    20.  『歴代残闕日記』(黒川春村編、「歴代殘闕日記」刊行会編纂、臨川書店、主に1989-1990版を使用した)

    21. ・『後朱雀天皇御記』
    22.  増補史料大成(増補「史料大成」刊行会編、臨川書店、初刷1965年、主に第二刷1975年を利用した)

    23. ・『師実公記』
    24.  増補史料大成(増補「史料大成」刊行会編、臨川書店、初刷1965年、主に第二刷1975年を利用した)

    25. ・『後三条天皇御記』
    26.  『歴代残闕日記』(黒川春村編、「歴代殘闕日記」刊行会編纂、臨川書店、主に1989-1990版を使用した)

    27. ・『寛治二年記』
    28.  『歴代残闕日記』(黒川春村編、「歴代殘闕日記」刊行会編纂、臨川書店、主に1989-1990版を使用した)

    29. ・『季仲卿記』
    30.  『歴代残闕日記』(黒川春村編、「歴代殘闕日記」刊行会編纂、臨川書店、主に1989-1990版を使用した)

  7. 以下の書を参照した。
    1. ・『沙門仲増記』
       『大日本史料 第一篇之九』(東京大学史料編纂所編、東京大学出版会、1935年)
    2. ・『小右記』
       『尊経閣善本影印集成 小右記』(前田育徳会尊経閣文庫編、八木書店、2016年~)
       『現代語訳小右記』(倉本一宏訳、吉川弘文館、2015年~)
    3.  『小右記註釈 長元四年』(黒板伸夫監修/三橋正編、八木書店、2008年)
    4. ・『権記』
       『藤原行成「権記」全現代語訳』(倉本一宏訳、講談社、2011~12年)
    5. ・『御堂関白記』
       陽明叢書(陽明文庫編、思文閣出版、1983~1984年)
       平松本『御堂関白記』写真(京都大学附属図書館蔵)
       『御堂関白記全註釈』(山中裕編、国書刊行会・高科書店・思文閣出版、1985年~2010年)
       『藤原道長「御堂関白記」全現代語訳』(倉本一宏訳、講談社、2009年)
    6. ・『一条天皇御記』
       『一条天皇』(日本歴史学会編、倉本一宏著、吉川弘文館、2003年)
    7. ・『左経記』
       『大日本史料 第二篇』(東京大学史料編纂所編、東京大学出版会、1928年~)
    8. ・『春記』
       『訓読春記』(赤木志津子訓読、近藤出版社、1981年)
    9. ・『二東記』
       大島幸雄「藤原教通と『二東記』」(大島幸雄『平安後期散逸日記の研究 』岩田書院、2016年)
    10.  大島幸雄・木本好信「『二条内府記』逸文」(『史聚』10、1979年)
  8. 以下の機関において原本調査を行なった。
    1. ・『沙門仲増記』
       東京大学史料編纂所・国文学研究資料館
    2. ・『小右記』
       宮内庁書陵部・前田育徳会尊経閣文庫・東京大学史料編纂所・国立公文書館・国文学研究資料館・蓬左文庫
    3. ・『権記』
       宮内庁書陵部・前田育徳会尊経閣文庫・東京大学史料編纂所・国立歴史民俗博物館・蓬左文庫
    4. ・『御堂関白記』
       陽明文庫・東京大学史料編纂所・宮内庁書陵部・京都大学附属図書館
    5. ・『左経記』
       宮内庁書陵部・東京大学史料編纂所・国立公文書館・国文学研究資料館
    6. ・『春記』
       宮内庁書陵部・前田育徳会尊経閣文庫・東京大学史料編纂所・国立歴史民俗博物館・大谷大学博物館・杏雨書屋・国立公文書館
    7. ・『二東記』
       宮内庁書陵部・東京大学史料編纂所・国文学研究資料館
    8. ・『師実公記』
       東京大学史料編纂所・国文学研究資料館
    9. ・『寛治二年記』
       東京大学史料編纂所・国文学研究資料館
    10. ・『季仲卿記』
       東京大学史料編纂所・国文学研究資料館
  9. 『西宮抄』は、源高明により撰述された平安時代中期の儀式書『西宮記』の恒例行事正月~九月を抄出したものである。
    奥書が無く書写された 時期は不明であるが、「今出川蔵書」印を持つ。
    近世初期に書写され今出川家(菊亭家)に所蔵されていたものと思われる。
    本書は四冊あり、第一冊には正月(四方拝~御斎会)、第二冊には二月・三月・四月・五月、第三冊には六月・七月・八月・九月、第四冊には正月 (除目~内宴)の内容を載せる。


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件数 13,010件(平成31年4月現在)

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